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 鶏鳴山/中 山  栃木県今市市/日光市    地形図:今市
 1999(平成11)年2月14日(日) 晴  


その1:鶏鳴山(961.4 m)三等三角点  栃木県今市市/日光市

登山口 パークレイカントリークラブの前を過ぎるとゴルフ場の陸橋がある。この辺りには雪が消え残っている。上に行けばもう少し雪があっておもしろい写真が撮れるのではないか。林道にはチェーンを相変わらずしてあり封鎖してある。仕方なく今日も手前に駐車して準備をしていると、地元の釣りをやりきた人が「鍵は掛かってないから、入っても大丈夫だよ。入ったらチェーンをしておけば平気だよ。」と言ってくれたので登山口まで行くことにした。前回は23分も歩いて登山口に行っている。中の林道にも日陰に雪が残っていろだけで全く積もってない。登山口のちょっとした膨らみに駐車する。登山口周辺には3台駐車したら身動きが出来そうにないが、少し手前の路肩ならもう少し駐車できる。

 入口には鶏鳴山登山口と案内板が立っている。「登山口からは作業道になりやや登り加減である。左手には沢が流れこれからの時期には良い水遊びが出来そうである。」と書いたが今回は水が少ない。最初のロープの手前まで37分掛かっているが、前回同様に進み具合が良くない。ここは少し登山道が埃っぽく滑る。この辺りでやっと消え残った雪が出てきた。さらに行くと一度緩やかになり、ちょうど1時間で右斜面が自然林に変わって来る場所に着く。正面の真上近くに北の肩(本にそのように紹介してある)が見上げるように眺められる。ここからは最後の急登が始まり、下と比べて少し多めの雪が残っていた。2カ所にロープが張ってあるが、雪のない時期でも滑りやすかったことが思い出される。登り切ったところが北の肩で落葉樹が多く明るい平坦地である。ここは日当たりがいいのか雪が全くない。今日は祠の前も通り過ぎ、山頂をも通過してとりあえず15分程先に行った岩場に向かう。地形図の947b地点の20メートル手前を右にはいる。10メートルほどで岩場である。下は切れ落ちて絶壁になり「落ちたら助からないだろう。」と今回も思いながら休憩しカメラを構えた。前は春霞でうっすらとしか見えななかった前日光全体・日光連山の山頂部を除けばよく眺められた。前日光あたりの山々も白くなっておらず、この分なら十分登れそうに見える。
鶏鳴山山頂山頂から南に行った岩場から

 休憩中単独の30歳くらいの男性が登ってきて、一つ先の岩場に登って行く。「こちらの方が見晴らしがいいですよ」と声をかけると戻ってきた。大田原から初めてこの辺りに来たとのことだった。山頂まで戻り写真を数枚撮って北の肩で再度休憩して軽い食事にする。休憩中犬を2匹連れた中年の男性が登ってきた。猟ではなさそうであった。猟としてもここは休猟区だから出来ないが。下って行く途中では50歳は楽に過ぎた男性が登ってきた。「この人などはいつ頃から山登りを始めたのか」等とどうでもいいことをつい思う。今日は人に会う回数が多い。

 登山口 8:35(1.17)9:52 北の肩9:52(0.05)9:57 山頂 11:38(0.49)12:27 登山口

その2:中 山(615.1m)四等三角点  栃木県今市市

 鶏鳴山の登山口のちょうど反対に作業道がある。これを入っていくと直ぐに道は消えかかり分からなくなる。周りは全て杉・檜の植林地である。山頂は真上だからと斜面を構わず登るが中山山頂、鶏鳴山を登っているので足が思うように先に出ない。斜面も以外と急であり枝打ちした木が散乱しているのも歩きづらい要因になっている。左右に大げさに言えば尾根がある。斜面がちょっと高くなったような程度ではあるが。半分ほど登ったろうか、左右に幅2メートルくらいの林道が現れた。道を右に行ってみたが直ぐに行き止まってしまったため再度斜面に取り付く。この辺りはやや尾根筋を歩いているとの感じがする。また踏跡が現れるが構わず直登すると、山頂の直下にこれも幅2メートル程の林道が現れた。一体何処から登ってくるのか分からないが立派な道である。山頂は植林地であり、ようは全山植林された山であった。山頂くらいは自然林が残っている山が多いのだが。山頂部は平らで意外に広い。その中央に4等三角点が埋まっていた。標識は92年SHC・K.SEKIと書かれた物が一つあった。休憩すると風は弱いのだが気温が低いせいか肌寒くなりだす。帰宅して他の情報を見ると少し先に立派な道があると出ているので、途中のいい道に続いているのだろう。

  登山口 12:43(0.36)13:19 山頂 13:40(0.16)13:56 登山口



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