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身延山(1153 m) 三角点なし  久遠寺・奥の院巡り
平成27年(2015)4月23日 晴れ

 友人と桜を観ようと探すが、すっかり葉桜になった場所が多い。身延山久遠寺も散ってしまったとのことだったが、葉桜でも観ようと出かけた。甲府市から小一時間あまりで着く。総門を潜り、土産店・飲食店が建ち並ぶ旧門前町を走る。友人はだいぶ前に来た時の記憶で駐車場を探すが、なかなか思い出せず、一番奥の駐車場(せいしん駐車場とある)へ着いてしまった。ちなみに有料で30分300円、30分過ぎる毎に100円かかる。駐車場の隅には、歩かずに上の本堂のある高さまで行ける、斜行エレベーターなるものが設置されている。徒歩では坂道をやや登り本堂横に出る。本堂横は宝物館入り口になっている。
駐車所と奥にエレベーター 途中から見たエレビーター 本堂


 左前方に2009年に再建された五重塔が見える。宝物殿と並んで本堂、祖師堂、報恩閣、拝殿、仏殿などが建ち並ぶ。幾本かあるしだれ桜が有名と言うが、既に葉桜となっている。五重塔左には一直線の石段が下っている。資料では287段ある。境内の東に大客殿があり、右にやや下ると甘露門が建っている。潜れば駐車場もあり、車で来られる。徒歩の道は女坂と載っている。
祖師堂 鐘楼の屋根と五重塔 葉桜となったしだれ桜

左右対称の仏殿 しだれ桜越しに見る仏殿 甘露門


 取りあえず女坂を下って三門を表側から見たかった。かなり下っている。やや平坦になると、上から見えた287段の石段が先にあり、手前で男坂と出会う。男坂は階段を避けて登っている。合流点から三門までが石畳で非常に歩きづらい。三門を出ると、そこは先ほど車で上ってきた車道だった。戻って階段を登り出す。多少足腰には自信があったが、半分くらいで息が上がり、高さ30センチの一段で足が上がらなくなってしまった。友人は一足先に登っていたが、はるか前に登り切っている。今日は25度はありそうな天気で、珍しく水をがぶ飲みしてしまう。
男坂と女坂の分岐 三門 270段目からの五重塔


 奥の院に行こうと本堂横へ向かい、ロープウェイ道と奥の院参道(ハイキング東コース)が分かれる。ここで友人は参道を歩いて行きたいようだったが、標高差700メートル以上を登らねばならず、ロープウェイ切符売り場で聞いてみることした。登りで2時間(資料では2時間30分)掛かるとのこと。登れば午後1時30分にはなり、結局登り下りともロープウェイを使うことにした。下の駅を久遠寺駅、山頂駅を奥の院駅と言う。往復で1350円。定員45人のところ6〜7人を乗せて出発。数分で久遠寺の各お堂、久遠寺駅が眼下に眺められる。
ケーブルカー駅 参道分岐 中間点より下を眺める


 7分で奥の院駅へ着く。駅を出て左に行くと東展望台があり、富士川と川に沿った平地が見渡せる。富士山は雲の中で見えない。右に行けば、思親閣の入口に着く。装束姿の人たちが数十人居る。話の内容では全国から参拝に来ているらしい。緩い石段を登れば途中に、日蓮大聖人の御手植杉が大きく育っている。周囲に4本あるらしい。過ぎれば仁王門、奥に祖師堂が建っている。
奥の院駅 東展望台から富士山方面 奥の院(思親閣)入口

日蓮上人御手植え杉の一本 仁王門 祖師堂


 祖師堂の左奥から北展望台に向かう。数分内で展望台へ着く。甲府盆地から八ヶ岳、南アルプスを眺められる。草花は、やっとミツバツツジ?が咲き始めていた程度だった。地形図の身延山山頂の標高1153mは始祖堂裏手の数メートル高い杉林の中になるのだろう。帰りのロープウェイは大混雑で、通常20分間隔運転なので30分どこの待ち時間ではない。その内に装束姿の責任者らしき人が、一般の方は先に乗ってくださいと譲ってくれた。おかげでさほど待つことなく駐車場に戻れた。次回に歩いて登るには、それなりの準備で、もう少し早めの出発をしたい。
北展望台から南アルプス方面 唯一咲き始めた躑躅 祖師堂裏の場所 1153m
北展望台からの山並み北展望台脇のミツバツツジ?


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