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岩殿山(634m)[岩殿城跡] 大月市
平成29年(2017)4月13日  晴れ

 友人と桜を観に行く途中で寄り道をする。大月駅前を左の細い道に進み、飲食街を過ぎれば正面に踏み切りがあり、道なりに行けば合同庁舎前を過ぎて大通り(国道139号)に出る。左折し桂川を渡った先に駐車場がある。平日のこの時間に満車になっている。この辺りからでも富士山が望める。駐車場から少し行った所に登山口がある。駅から14分かかっているが、踏切での待ち時間がなければ1〜2分は早かったか。
大月駅前から岩殿山 踏切越しの岩殿山 登山口


 登山口から少し登った所に冠木門が現れる。一眼レフカメラを持った人が数人も下ってくる。登りでは前後にハイカーが数組いる。道には桜が植えられ、ずっと富士山と桜が楽しめる。ただ今年はやや遅いらしくこの辺りで7分咲きくらいか。正面に石製の丸山公園碑が見えれば、右奥が円山公園入口になり、門の奥に中世の矢倉風な資料館が建っている。何人もが三脚を構え桜と富士山を撮っている。
円山公園入口 公園から市街地越しに富士山 公園内から岩殿山岩壁


 公園から先は道が急になりジグザグに登る。この辺りの桜は5分咲き程度が多い。左後ろには高畑山・倉岳山方面が良く見える。公園から20分で兜岩・稚児落とし分岐点に着く。時間があれば山頂から稚児落とし経由で下ってみたい。
公園から先のジグザグ道 もう少し上の道 兜岩・稚児落とし分岐点


 すぐに道の両側に大きな岩が現れる。城だった頃の門跡で、[揚城戸跡]と案内がある。岩を過ぎればすぐに平らな場所に出る。左手に眺めの良い平地[西物見跡]、右は先に展望台が見える。
揚城戸跡の大きな岩 尾根上に出た左の平地 尾根から展望台方面


 展望台手前は[馬屋]と標識がある。展望台の中央に乃木大将詩碑が建ち、[秀麗富嶽十二景]標識が手前に立ててある。桜らは碑の横に咲いている程度だが眺めは良い。丸山公園の展望も良いが、こちらは高い分、視界がひらけている。東にアンテナの建つ山頂が目の前に見える。東に一段下れば[馬場跡]で少ないが桜が植えられている。
展望台から市街と富士山 石碑と右奥にアンテナ 馬場跡


 馬場跡の先に東登山口に下る分岐がある。山頂側に少し入った場所が[蔵屋敷跡]とある。ミツバ躑躅が二株ほど咲き始めている。その一段上が山頂(本丸跡)で、手前に[大月市・岩殿山無線中継所]、奥に[YBS]のアンテナ施設が建っている。狼煙台と標柱がある場所が634mの最高点。アンテナ施設建設で地形は変わっているかも知れない。周囲の陽だまりにカタクリが数株咲いている。標識に[空堀・岩殿円通寺跡]と記されており、アンテナ施設横を東に行くと空堀跡が見え、空堀を越えて先に踏み跡が見える。ここを下ろうとしたが、結局戻って東登山口標識に従った。山地図にも東登山口のルートが途中で分かれている。
山頂は正面、右は東登山口へ 二株ばかりのミツバ躑躅 山頂部

狼煙台跡の山頂 陽だまりに少ないカタクリ 山頂東の空堀跡


 山頂から戻り東登山口へ向かう。公園側には及ばないが、下り始めてしばらくは、南側が開けて眺めが良い。正面に最初に扇山が、下がるに連れ百蔵山が見えるようになる。この辺りには黄色のダンコウバイがひときわ目立っている。
山頂下の東登山口分岐 下り始めての風景 正面に扇山 ダンコウバイ?


 一部で尾根歩きの場所があり、七社権現洞への入口が現れる。標識は左後ろに登るようになっている。脇には像が置かれており、[是ヨリ先、五拾米行ッテ右折]と七社権現洞を指さしている。大月市の案内書ではかなり大きな洞窟らしい。尾根以外は道の抉れた所が多く、斜面側に設けられた手摺りの基礎が浮いている場所も目立つ。
七社大権現を指さす像 七社大権現標識の尾根 途中のやや抉れた道


 下では芽吹き始めた木々が多い。正面に車道が見えだし降り立つ。空堀からのルートが何処で合流したのか分からず仕舞いだったが、地図では東登山口からまもなく合流するようだ。大月駅に向かえば、車道は下り気味に10分で南の登山口に着く。駅までは往路と同じ道を歩く。
車道の手前付近 車道前の標識 東登山口


大月 7:50(0.14)8:04 南登山口 8:04(0.10)8:14 丸山公園 8:20(0.20)8:40 兜岩分岐 8:40(0.12)8:52 山頂 9:15(0.25)9:40 東登山口 9:40(0.10)9:50 南登山口 9:50(0.13)10:03 大月駅

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