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奈良井宿 散策      長野県塩尻市
令和元年(2019)8月24日  晴

 国道から奈良井川を渡り無料駐車場に駐める。駐車場脇には奈良井宿市場があり、宿場の往復後の休憩には良い。道路地図では宿内には道の駅・奈良井木曽の大橋が載っているが、奈良井宿市場がメインらしい。中央線を潜り反対側に向かう。線路下の水路が目の高さ以上あり勢いよく流れている。宿場入り口に出た右手先には奈良井駅がある。
奈良井駅舎 駅名の拡大


 駅手間に駐車場があるが有料で管理人がいる。時期を過ぎたのか通りの観光客は少なく、住人と許可車両が時々通過する程度。山からの湧水と思うが通りに面して水場がある。
駅前から宿入口方向 入口近くの風景 最初の水場


 土産物店・食事処に加え、漆器などを扱う店舗が目立つ。
駅方向を眺める 途中の風景 二つ目の水場


 間口の広い酒屋さん跡が他の建物を圧倒している。二階の軒下に唐破風があり、恐らく杉玉を吊していたのか。大きな水場の背後に見事な松が現れる。
途中の風景 杉の森?酒屋 水場と奥に大きな松


 通りの奥の山側には寺が幾つも点在する。町並みの中間辺りは道幅が広くなり開放感がある。
水場から駅方向 大宝寺入口 宿場の中央辺り


 本陣跡の案内は奥を指していて、奥まった所に本陣跡の標柱が建っているが建物はない。角地にある家は間口が狭く奥行きがあり、城下町・宿場町特有の地割りが良く分かる。
宿場の中央辺り 本陣跡の印 角から川方向を眺める


 問屋だった家が資料館として公開されている。上・下と二つあったが、上問屋が残っている。道をずらした鍵の手の正面に[名所 鍵の手]の石柱、左に荒沢不動堂があり、右には水場がある。
問屋跡 資料館に 鍵の手 少し手前 名所 鍵の手碑


 鍵の手から先の町並みは全体の1/3程度。緩い上りになっている。宿場の終わり手前に復元された高札場、脇には水場が設けられている。先に鎮神社(しずめじんじゃ)があり、本殿は寛文4年(1664)の建造で市指定文化財と記載されている。
鍵の手先から振り返る 高札場 鎮神社(しずめ)


 その先は枡形とあり、宿場の出入り口になっている。石組みが遺構なのだろうか。神社先に歴史民俗資料館が建っている。ここからは鳥居峠に向けて道が上って行く。宿場方向を眺めると、緩い上り坂になっているのがよく分かる。
歴史民俗資料館 枡形 神社から(右中央の石垣) 神社から駅方向


 家々には名字代わりの屋号がついている。その内の一軒、五平餅と団子店で休憩。レトロなボンネットバスが宿場内を走ってくる。宿場南の権兵衛駐車場と、奈良井駅から一駅北の木曽平沢駅北にある[木曾暮らしの工芸館]間を往復している。
屋号 駒形屋 団子 レトロな観光バス


 無料駐車場の戻り、奈良井川に架かる木曽の大橋に寄ってみた。国道側から迂回せず道の駅に渡る為に思える。
木曽の大橋 木曽の大橋 木曽の大橋から川面



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