中城・飯土井城(分城) 参考地形図 多古/匝瑳
令和5年(2023)10月28日 晴れ 千葉県香取郡多古町
中城跡 散策
多古町南中にあじさい寺として載っている日本寺(にちほんじ)方面に向かう。路上駐車かな?と思いながら、妙光寺さんの道路脇が広かったため駐車。ちなみにお寺には板碑が保存されている。道路に沿って山門から北に土塁状の遺構が見られる。
  
中城は竹林山妙光寺の南、中村学童保育所と多古町消防分団のある保育所専用駐車場の間の細い道を入る。見学用駐車場があると記憶があったのだが周辺には見当たらない。県道から直ぐに案内が立っている。左に下る道は堀切であったのだろうか、左右同じ程度の高さがある。
  
前方に二段の段差があり、上の段には南北に長い帯郭と標識がある。主要部は虎口を通って入る。左右には土塁跡が見て取れる。虎口近くに中城跡の標柱が立つ。奥に広く平地が続くが、保存会の方々が整備をしてくださっているようだが、やや藪気味で奥は断念した。また大きな蜘蛛の巣が多く、歩くにも注意がいる。主要部の北下に東西に長い帯郭が見られ、主郭の次に広いように思える。虎口下の帯郭の南端から上れる道があるようだが、確認せずに来てしまった。主郭の南の郭らしいのだが。
数段に削平されている |
主郭西下の帯郭 |
主郭内の風景 |
  
  
飯土井城(分城)跡 散策
道の駅多古に向かう。道の駅の北側にあじさい公園が栗山川に沿って展開している。その中の駐車場を利用しあじさい橋を渡る。対岸にも駐車場があり、前は一面のコスモス畑になり、スマホ片手に多くの見学者がいる。東に見える集落を目指すと、正面が飯土井城跡の入口(西口)現れる。
  
飯土井城跡(分城跡)の案内がある。道は妙見神社の参道で、途中から石段に変わる。左手奥に鳥居が見えだす。鳥居下の石段の先は堀切だったようだ。上の郭で分かるのだが、東に開口する虎口下に来ている。
  
低い石段を上れば正面に社殿が建っている。この郭の北(社殿裏)と東から南に掛けて土塁が顕著に残る。南は神社参道で欠けているが。特に社殿の右奥が最高所で、物見台跡とも記されている。
  
東の虎口先は堀に降りるようになる。右には鳥居下から来る堀、正面に直進すると一面が畑地になっている。こちらは東口と載っている。
虎口先の浅くなった堀 |
堀底から虎口を |
東口の先は畑地 |
  
左(北)へは堀底を進むと丁字になり、右は北口とある側へ出るが、先は畑地が広がる。丁字路の左(西)の堀が一番見事で、西の斜面に出ると多古市街地などが眺められる。このまま斜面上部を下れば、参道の石段手前に降りられる。
  
堀を北へ、北口の風景 |
神社裏 西へ向かう堀 |
堀先の西方向 |
  
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