花園御岳跡 散策 参考地形図 寄居
令和5年(2023)11月30日 晴れ 埼玉県大里郡寄居町
寄居町のHPには、「花園城の背面を守るために設けられた砦。堀・土橋・土塁の一部が残存しています。文献資料は存在しません。」と載るのみ。上で分かるのだが、山頂(247m)手前の御岳神社鳥居から西へ下る参道がある。神社へはこの参道の方が道が良い。少林寺さんに駐車させて戴く。参道からは目の前に花園山(花園城)が見える。
少林寺第二駐車場(左) |
参道からの花園山 |
少林寺本堂 |
  
本堂左斜面から登り始める。最初から羅漢像が現れる。11月下旬で道・斜面には落ち葉が多く、場所によっては滑る。本堂裏に行くと射し込んだ陽に紅葉が美しい。羅漢像はずっと続き、途中の分岐先は千体荒神コースとなり、石版(板碑)が立ち並ぶ。道が緩やかになると峠が近い。
  
  
峠に着けばやや広い空間があり、釈迦三尊像・十六羅漢像などが祀られている。東屋が建ち休憩場所にもなっている。西へ行くと円良田湖へ下る分岐がある。御岳神社は尾根を直進する。尾根は緩やかで意外に広く歩きやすい。
  
しばらく緩やかに尾根が続き、やや登り加減になると主郭の東の郭下に着く。斜面(切岸?)を登り虎口らしき場所を通れば、東の郭になり西奥に鳥居が見え出す。鳥居の先は土橋と堀、正面は石段。土橋左右の堀は浅くなっているが、よく残っている。ただ土橋・正面虎口は神社建設などで後世の改変らしい。
しばらくこんな感じ |
やや城塁らしくなる |
東の郭の風景 |
  
  
石段を上れば主郭で、郭内には多く(数えなかった)の石碑が建ち並んでいる。御岳神社だが社殿はなく、多くの○○大明神などと刻まれた石碑(板碑)のみ。主郭の南から西下には、帯郭が見られる。鳥居から堀を西へ回り込むと、小郭・西から北への横堀・南に下る竪堀が確認出来る。帰路は峠から千体荒神コースで下れば、石碑が多く並んでいる。
  
主郭西下の堀(横堀) |
主郭西下の竪堀(南に) |
帰路は千体荒神コースで |
  
|