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田中城跡(嶺城)・小坂子城址 の散策
令和7年(2025)6月19日 晴れ    参考地形図 渋川/鼻毛石

1.田中城(嶺城) 前橋市嶺町

 数年前の画像を頼りに先ずは駐車場を探す。駐車場があり地形も似ているが、見学者用駐車場の標柱が無い。駐めて良いものか迷ったが、一旦駐めさせて貰い、手前でチラっと見えた、標柱らしき物と白い方形の板の場所に行ってみた。標柱は市指定・・位は読めるが内容は分からない。白板は説明板だったのだが、見る前にこの場所の住人に出くわした。

 目の前の民家の人で、城址の入口、駐車場は家の所有、家の敷地から本丸へ行けるが、全部が私有地なので・・、自治会で整備はするが草が生い茂っている、など話してくれた。

 入口から下草が少々うるさい。以前の画像には、本丸方向を示す丸太造りの標柱があったが、見当たらなかった。少し入った左に隠れるように散策者の注意事項兼説明が掲げてある。その中に、前橋城代の北条高広が1563年頃築城し、家臣の田中大弐が城代として居城したと、書かれている。
民家前の碑など 入口 5.6歩入ったら


 入口自体が空堀の跡で、右上は杉林に鉄パイプで棚を組んだものが見える。幅のある深い堀底を進めば、道がカーブして正面に城塁(斜面)が見え出す。堀は二手に分かれるが、この辺りで草が密生し始める。何処かに本丸に上がる場所があるはずなのだが、踏み込む気が失せて撤退してしまった。戻り鉄パイプの反対斜面を上がると、雑木が密生し、反対側は切れ込んだ堀になっている。郭を構成していたようだが、東西に細長く整地はされていないようだ。
入った先の堀 少し先の堀 先の右の城塁

途中の風景 堀が分かれる 雑木の郭


 更に道路に出て北に行くと、鉄パイプ棚の郭になる。一部の杉はまばらだが、大方は密生している。この郭の北側を隔てる堀跡らしき溝がある。かなり浅くなっているが。
鉄パイプの郭 鉄パイプの郭 北の堀跡?


  
2.小坂子城(西新井城)  前橋市小坂子町

 説明板に、戦国時代に田中城(嶺城)の支城として造られとあり、の他、立地・縄張が簡単に書かれている。小坂子と書いて「こざかし」とルビがふってある。八幡神社の境内内に駐車させて貰う。神社から車道に出て北に行くと城址は台地の縁にあるのが分かる。民家に入る場所を過ぎると、案内板のある堀切跡に着く。初めは堀切の右の森が主郭と思い、上に出て畑地の端を南へ行くが全く入れる場所が無い。

 再度下の案内の図を確認すると、どうも森ではなく逆のようだ。端に民家が建ち、重機ブルが入って整地をしている。遺構らしきはないが、畑地を含めて段差が見られるのが、唯一の遺構ではないか。
八幡神社 神社の森を北から 堀切、右が森

堀切場所の説明 上がった先の角 上がって南を見る

右が主郭の跡? 一面の畑 一面の畑



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